税務アフィリエイターの九頭(くず)です。
今回は税理士事務所の仕事内容、記帳業務編です。
記帳代行って言い方もしますよね
税理士事務所の仕事=記帳代行ってイメージの人も多そうですね
記帳代行ってどんな仕事?
記帳代行業務とは
・仕訳を入力して
・総勘定元帳を作成して
・合計試算表を出せる状況にする
といった作業です。
というと、主な作業は仕訳の入力ですか?
そうだね
記帳代行業務の流れ
記帳代行の大まかな流れは以下のような流れです。
・顧問先から伝票・現金出納帳・預金の入出金の流れが分かるものなどの資料が送られてくる
・これらの資料を見ながら会計ソフトで仕訳を入力していく
・勘定科目が適正か?のチェック、現金・預金など、送られてきた資料の金額と入力後の元帳の金額が一致しているか?のチェック
といった流れで行います。
記帳代行は簿記の知識がなくとも出来るのか?
この記帳代行業務ですが、実は簿記の知識がなくとも十分に出来てしまいます。
何故かというと、会計ソフトが優秀だからです。
そのため、仕訳というものを理解していなくとも
預金の入金の相手方が「A社」なら「売上」だな
といった感じで機械的に出来るようになってしまうのです。
もちろんイレギュラーなものに関しては簿記の知識がないと出来ないのですが、大まかな処理は慣れることで出来るようになるので簿記の知識が不十分な状態で会計事務所に入社しても記帳代行業務は任せてもらえる可能性があります。
AIの発展で記帳代行業務は無くなるの?
将来、AIが発達することで記帳代行業務はAIが請け負えるようになり、記帳代行業務は無くなるのでは?という話があります。
AIの性能がどのレベルなのかが分からないので100%完璧にAIが記帳代行をこなせるのか?は分かりませんが、AIが導入されることで今まで人の手で入力されていたものの多くがAIによる入力になることは期待できそうです。
なので、顧問先の会社がAIを導入することで記帳代行の依頼がされなくなる可能性があります。
ただし、税理士の仕事が無くなるか?というとそうは思いません。
税理士の仕事は税金の知識をフルに活かして納税者を有利に導くコンサル業ですので、今後そういった力を伸ばしていけばいいだけの話ですし、稼いでいる税理士はこの辺りの力が長けているのではないか?と思います。
この辺りの話はまた後日
個人的には記帳代行をAIに任せる一番の弊害は
税理士としての成長に悪影響があるのでは?
ということにあります。
記帳代行業務を完全にAIに任せると正確さ・迅速さが担保される反面、自分の手を動かさないので成長速度が落ちるのではないか?ということも懸念されます。
税理士事務所に入ったばかりの時は知識はあるけどその知識を実務に活かせない状態なので、実際に自分の手を動かして実務を経験することで成長していくという側面もあります。
試験も実際に自分で問題を解いてこそ成長できる部分って多いですよね?
税理士も同じで、実際に仕訳して、申告書を自力で作ることで成長できる部分は多いのです。
なので、記帳業務をAIに頼ると便利な反面、仕訳の出来ない税理士が増えてしまうのでは?
ということを個人的には心配しています。
そういった点をどのように克服して税理士として成長していくべきか?ということも一つの課題となるのではないでしょうか?
最後に
今回は
・記帳代行業務がどの様なものか?
・簿記の知識があまりなくてもPCを使えば記帳代行業務はある程度はこなせる
・今後AIの影響を受ける業務である
ということをお話させていただきました。
参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
こんにちは。
ブログランキングから来ました。
これから、AIの導入で人の必要が無くなる職業が出て来るのだとは思います。
発達すればするだけ、不安なことも出てきますね。
難しいところです。