税務アフィリエイターの九頭です。
サラリーマンを退職し、フリーランスに転身された方の中にはフリーランスの収入が安定するまでアルバイトとフリーランスのお仕事を掛け持ちする、という方もいると思います。
ただ、今までは年末調整で税金関係のことは会社にお任せにしていた、という方はどうすれば良いのか分からなくて悩むこともあるのではないでしょうか?
税金って勉強しないとわからないですよね
こちらではそのような方の
・税金の取り扱い
・確定申告について
ご紹介します。
結論から入りますが、
給料とフリーランス収入の合計額から経費を差し引いた金額に対して税金が課されます。
そのため、確定申告で1年間の給料・1年間のフリーランスの収入・経費を申告書に記載することになります。
確定申告とは「俺、1年間でこれだけ儲けたよ!」ということを国に知らせる作業ですから、1年間の収入総額と経費総額を伝えないといけません
次にアルバイトとフリーランスの確定申告の際にすべきことをお伝えします。
アルバイトのお給料について
アルバイトのお給料はサラリーマンのお給料と同じで、給与所得に分類されます。
給与所得の場合はアルバイト先から渡される源泉徴収票があれば問題ありません。
え?それだけ??
そうだよ!源泉徴収票で1年分の給料総額が証明できれば他に何もいらないよ。
なので、こちらは特に難しくないでしょう。
もし、源泉徴収票を紛失したときは会社に再発行してもらいましょう。
フリーランスの所得について
フリーランスの場合はお仕事の規模や継続的に行われているか?などによって事業所得か雑所得に分類されます。
ただ、どちらに該当しても
・1年分の収入総額を集計して把握する
・1年分の経費の総額を集計して把握する
といった作業は必要になります。
1年分の収入金額の把握
1年分の収入の総額は
・通帳の1年分の記録記録
・収入の相手先からもらえる支払調書など、もらった相手や金額が分かるもの
を用意する必要があります。
これらの資料を基に1年間の収入総額を把握していく必要があります。
仮に支払調書などで全額把握できる場合でもきちんと通帳で検算しましょう。
通帳で確認しないとうっかり収入が漏れた、なんてこともあるので注意!
1年分の経費の把握
1年分の経費は
・通帳
・領収書
・カード明細
などを用意しておきましょう。
領収書の中には仕事上のお付き合いでの飲食費を入れる方もいると思いますが、仕事に関係あるものだけにしましょうね。
時々、4人家族の方が「ビール×2、コーラ×2」とか書いてある焼肉屋の領収書とか送ってきますけど絶対税務署にバレるよね(笑)
後は確定申告するだけ
1年分のアルバイトの給料の把握とフリーランスの収入・支出の金額が把握できれば後は確定申告ソフトにこれらの金額を突っ込むだけで簡単に確定申告書が出来ます。
確定申告ソフトは国税庁のHPで無料で使えます。 → 国税庁確定申告ソフト
ここまでで何かわからないことがあれば、住所地の所轄税務署に行って確定申告書を作ってしまいましょう。
税務署の方が丁寧に教えてくれます。
その時には上記の書類の他に
・社会保険料控除や生命保険料控除に必要なもの
・印鑑(三文判でOK)
・身分証明書
・マイナンバーが分かるもの
なども持って、申告書を提出できるようにしてしまいましょう。
まとめ
フリーランスとアルバイトの掛け持ちの時は
・アルバイトの給料とフリーランスの年間収入・年間費用を把握して確定申告
・必要なものはアルバイトの給料の源泉徴収票とフリーランスの収入と費用が把握できるもの
になります。
フリーランスになればサラリーマンの時以上にお金に対してシビアになる必要がありますので、実際に自分でこれらの作業をしてみて、会計や税金についてのある程度の知識は身につけるようにしておくと良いでしょう。