税理士試験 仕事しながら複数科目の受験は出来る?

税務アフィリエイターの九頭(くず)です。
今回もヤフー知恵袋で税理士試験に関する質問を見つけましたので、九頭の見解をお伝えさせていただければと思います。

九頭九頭

今回の質問はこちら

税理士試験の法人税法と消費税法の同時受験は、仕事をやってると無理ですか?仕事やってるならどちらかに絞るべきですか?ちなみに、法人税法は2年目です。

引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10196622190?__ysp=56iO55CG5aOr6Kmm6aiTIOazleS6uueojuazlQ%3D%3D

税 金太郎税 金太郎

複数科目の受験に関する質問ですね

結論から言いますと、
今回の場合だと、同時受験は可能です!

同時受験が可能な理由

今回のケースで同時受験が可能な理由は以下になります。

・法人税法が2年目であること
・同時に受験する科目が消費税法であること

この2つが仕事をしながら2科目を同時に受験出来る理由になります。

2年目の科目のメリット

今回の方は法人税法が2年目の受験ということですが、2年目の最大のメリットとして理論の暗記に費やす時間が1年目と比べて格段に少ないことです。

税法受験経験者の方ならご存知の事と思いますが、税法科目で最も時間を費やすのは理論の暗記です。
逆に言えば、理論の暗記の時間が短縮できればその分他の科目の学習に時間を充てることが可能です。

同時受験が消費税法

法人税と共に受験する科目が消費税法というのも素晴らしい選択肢と言えます。

税 金太郎税 金太郎

なぜ、消費税法だと良いんですか?

九頭九頭

消費税法はそんなに学習量の多くない法律だからね

条文などを見ていただければ分かりますが、消費税法は法人税法や所得税法と比べてボリュームがはるかに少ないです。
そのため、暗記する理論の量も法人税法と比べて少ないのです。
なので、消費税法は他の税法科目と同時受験するのに適した税法と言えます。

注意点

同時受験は可能と言いましたが、注意点としては

・法人税法は1年目に一通りの学習はしている
・2科目とも試験本番まで継続して学習が出来る

ということが前提になります。
大手専門学校に通うと分かりますが、1月にはたくさんいた受講生が5月くらいになるとかなり減っています。
もし、1年目の法人税法がこのパターンなら複数科目の受験はちょっと考え物です。
今回の方は「法人税法は2年目」と仰っているので、きちんと学習されている方だとは思いますが。

九頭九頭

税法科目は直前期の総復習の時期が最も力の付く時期ですからね

この、直前期に全く講義に出れていない、答案練習に参加できていないとなると力量的に不安を残す可能性がありますので、1年目に試験直前まで学習できていたのなら同時受験はおすすめです。

そして、当然ですが試験まで継続的に学習できる時間的余裕が必要になります。
毎日の積み重ねが合格につながりますからね。
九頭の場合は1月に勉強を始めて、3月の確定申告の時期の2週間はほとんど学習出来ませんが、それ以外の時期は毎日1~2時間くらいは学習に費やせる状態でした。

九頭の社会人時代の受験状況

税 金太郎税 金太郎

九頭先生の社会人時代の受験状況は?

九頭九頭

九頭の現役時代はこんな感じ

ちなみに九頭は社会人になったときには、簿・財のみ合格して、税法科目も全て受験経験はありました。

・2科目合格時・・・所得税法と消費税法を受験
・3科目合格時・・・法人税法と消費税法を受験
・4科目合格時・・・法人税のみ

といった感じで受験していました。
九頭の場合はこの税法3科目に関しては学生時代に学習済みでしたので2科目受験も苦ではありませんでした。

今回の結論

・法人税法が2年目、消費税法が1年目なら同時受験は可能!
・継続して学習に取り組める時間があるのなら同時受験するべき!

ということが結論になります。
最初は大変かもしれませんが、人間は慣れる生き物ですので途中からはそれほど苦ではなくなるはずです。

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