税務アフィリエイターの九頭(くず)です。
九頭の税理士試験合格体験談シリーズ、今回は簿記論です。
ちなみに合格したのは平成15年(2003年)の第53回税理士試験です。
税理士試験で初めて合格したのは「簿記論」。
派手な失敗をやらかしたものの無事に合格できたので当時は受験仲間の間でちょっとした笑いのネタになった(笑)https://t.co/fNapM2Y3UC— 九頭(くず)@税理士試験の情報発信中 (@zeirishikuzu) March 31, 2019
こちらにも書いてあるように派手な失敗をしています(笑)
税 金太郎 相変わらずよく失敗しますね
九頭 うるさい!
税 金太郎 こちらのブログを見て、本番では絶対にこんな失敗はしないようにしてくださいね
九頭 気が付いた瞬間、本当に心臓が止まりそうになりますよ(笑)
ちなみに10年以上前の事ですので、ある程度の記憶違いはあるかもしれませんがご了承ください。
九頭 当然、やらかした失敗に記憶違いはございません。
第1問 順調なスタート
九頭が受験した簿記論の試験は、受験者の方はお分かりだと思いますが
・第1問:25点
・第2問:25点
・第3問:50点
の形式になっています。
開始してまずは第1問を解き始めました。
問題はごく普通の総合問題。
特別難しく感じることもなく、ほぼ満点で通過。
税 金太郎 「満点」ではないんですね
九頭 1か所か2か所は間違えてたからね
正直もっと難しい問題が出るものと思っていたので「あれ?」と思いながらも第1問は終了しました。
第2問 一気に合格に近づく
第2問はキャッシュフロー見積法による計算問題です。
実はキャッシュフロー見積法は、前の年の11月に不合格になった日商簿記1級に出てました。
そして、試験前に通っていた専門学校で対策が取られていました。
そのため、全く問題になりませんでした。
結果的に第2問は満点のはずです。
合格基準点が60点と言われている試験で、最初の50点部分で既に45~47点は固い状況。
当時は分かりませんでしたが、この時点で勝ちはほとんど決まったようなものでしょう。
そして、第3問、笑いのネタとなった大失敗が待っているわけです!
第3問 心臓が止まりそうな大失敗をやらかす!
第3問も第1問と同じような総合問題。
ただ、第1問よりは難易度が高そうな感じはありました。
税 金太郎 こういった問題が出てきたときのポイントは?
九頭 点数が取れるところから取っていく。そういう練習をしてきたしね
と、言うわけで問題文を読み、確実に正解できるところから解いて解答用紙を埋めていきます。
第3問は50点満点ということもあり、約1時間使って解き続け、ついに
やめてください
という試験監督の声が。
ペンを机の上に置き、両手を机の上から離す。
その後でした
これから解答用紙を回収します。解答用紙は空欄のものも回収します
という指示の後、解答用紙を順番に揃えていました。
その時でした。
何と、空欄の解答用紙が1枚あるではありませんか!!

税 金太郎 せ、先生!!これはいったい?!!
九頭 自分が最後だと思った解答用紙が実は最後から2枚目のもので、もう1枚解答用紙があったんだよね(笑)
そこには仕訳を記入する問題が4問ほど。
総合問題の中の特定の仕訳を解答しなければならない問題でした。
しかし、九頭にはその日、他にも財務諸表論と消費税法の2つが受験科目として残っています。
気持ちを切り替えて
九頭 いやいや、こういうところで出てくる仕訳問題は難しいはず。解いたところで出来ないやつだろ。問題ない!
と割り切りました。
税 金太郎 ちなみに上で出てきた試験監督がイケメンだったんですが
九頭 あれはイメージキャラだよ(笑)流石にどんな方だったかは覚えてない。
解答速報を確認 テンションが落ち込む・・・
試験が終了し、数日後。
解答速報を見ることになりました。
そこで、問題となった最後の仕訳問題をチェック!
税 金太郎 やっぱり難しかったんですか?
九頭 めちゃくちゃ簡単な問題だった。しかも問題用紙に正解の回答をメモ書きしてたしね(笑)
税 金太郎 完全に点数稼げるところじゃないですか・・・
しかも解答速報の配点予想は1か所2点の合計8点。
これが合否に関わるのでは?とかなりやきもきしながら結果を待ちました。
しかし、第1問と第2問で点数を稼いでいたおかげで無事に合格。
初めての税理士試験の受験でとりあえず1つ合格することが出来ました。
合格の要因としては
・第1問・第2問で大量に得点を稼いだ
・合格率が20%程度あった
ことでしょう。
税 金太郎 10%台前半が合格率の税理士試験で20%は高いですね!
九頭 この年位から簿記論・財務諸表論の合格率が20%台になることが珍しくなくなった印象はあるかな
ちなみに翌年の簿記論の合格率は約10%で、財務諸表論は約17%。
簿記論に関しては大手の専門学校が予想していなかった問題が第3問で出題されたのが原因と言われています。
合格率を高めにしていると言っても合格基準点の60点以上は取らないと合格させないのでしょうね。
今回の教訓
今回の教訓ですが
試験が始まったらきちんと解答用紙と問題用紙は確認しましょう!
です。
九頭 言ってて悲しくなる位当たり前のことですね(笑)
ちなみに、法人税法に時間配分を間違えながらも一つの判断で合格した話もありますので、簿記論だけだと物足りない方は読んでいってください!
こちら ⇊
法人税法本番、時間配分を間違えながらも合格した話
クリックお願いいたします!
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