九頭(くず)と申します。
2013年に税理士試験に合格し、翌年2014年にFP検定の3級を独学で勉強して合格しました。
こちらが試験の点数です。
リスク管理で3問間違えてるって(笑)
学科も実技も6割取れれば合格ですので学科は36点、実技は30点取れれば合格点です。
ちなみに勉強した理由は?
健康保険とか国民年金といった給与から天引きされるものの知識が欠けていると感じたから、というのが一つ。
あと一つの理由はこれから老後のお金の問題に悩む人が増えるのでは?と思ったからだね
私が受験した2014年はいわゆる年金2000万円問題が騒がれる前でしたが、遅かれ早かれこのような話が出てくるのは目に見えていました。
このような状況下だと「税の専門家」よりも「税とお金の専門家」の方が信頼性も高まるのでは?
と思い、隙間時間を活用しながら勉強して3級と2級を取得しました。
2級の話については別の機会に記事にしますね
独学でFP3級を勉強してみた感想としては
・税理士試験勉強経験者…隙間時間に勉強するだけで問題なく受かる
・全く知識の無い状態…始めは分からないことだらけで戸惑うかもしれないけど独学でも合格可能
と思います。
税理士試験受験者や会計事務所勤務者は税金の知識が既に満点を取れるレベルに達しているのでそこはアドバンテージになります
ただ、全く知識の無い状態でも独学で合格することは可能です。
こちらでは私が独学で合格したときの勉強方法をご紹介します。
FP3級の合格率って?
FP3級は学科・実技の両方で合格点を取って初めて合格と言えますが、合格率を過去数年見てみると、高いときは80%近い合格率で低くても70%以上の合格率となっています。
そのため合格は全く難しくありません。
毎日30分でも良いので時間を作り、コツコツと継続していけば全く問題なく合格できます。
30分作れないと言う方は15分でも良いので週に4~5日勉強するようにしましょう
FP3級を独学で合格するために必要なもの
独学と言っても流石に最低限揃えていただくものはあります。
以下の3つを揃えてください。
テキスト
テキストは基本的に学科と実技の対策が1冊で出来るものならば何でも構いません。
例えばこちらなどですね。
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もちろんこちら以外に良さそうなものがあればそれでも問題ありません。
問題集
そして、問題集も必須です。
問題集は過去問題集とそれ以外の普通の問題集の2種類がありますが、どちらでも構いません。
というのも、普通の問題集も過去に多く出題されているものを集めていることが多いからです。
つまり過去問題集と大して変わりません。
学科と実技の両方が入っていれば特に問題はありません。
なので、こちらなどで大丈夫です。
スマホアプリ
いきなりテキストを読んだりするのって正直苦痛だと思います。
知らない単語や知らない制度が色々書かれているのでそれは当たり前のことです。
なので最初はFP3級というものに慣れましょう。
そのためにオススメなのはスマホアプリです。
最近はFP3級の問題がスマホアプリでも解くことが出来ます。
私はこちらのお世話になりました。
○×問題ですので電車での移動中などにゲーム感覚で解いてみましょう。
最初は出来なくて当然ですので当て勘で構いません。
FPの検定に出てくる単語などに慣れることが目標ですので点数は気にせずにやってみることが大事です。
FP3級を独学で合格したときの勉強法
さて、FP3級の勉強方法ですが、次のどちらかを目標にしましょう。
・3級を合格することが最終目標、2級は受けるつもりはない…8割以上安定して取れればOK
・3級合格後は2級、1級と上を目指している…9割以上取りつつ何故これが正解か?も理解するつもりで勉強する
FPの検定というのは範囲がとてつもなく膨大です。
その膨大な範囲を
・3級…広く浅く学習
・2級…3級よりも深いレベルで学習
と言った感じで学習するようになるので2級や1級を目指しているのなら3級の勉強の時点で2級以上を意識していないと2級の勉強で苦労します。
そのためには
やった!8割取れた!
よし、9割取れた!!
と点数に一喜一憂せずに
これが〇の理由は…だから
と深いレベルで理解するつもりで学習しましょう。
2級以上を目指している方は余裕で合格するつもりでやりましょうね
インプットよりもアウトプットを多めにする
勉強にはインプットとアウトプットの2種類の作業があります。
インプットはテキストなどを読みながら知識を入れていく作業
スポーツで言うと正しい体の使い方などを座学やコーチなどの指導で頭に入れていく作業です。
アウトプットは問題を解いてインプットしたことを答案上に表現する作業
スポーツだと実際に身体を動かしながら身体に覚えこませていく作業です。
比率としてはアウトプットの作業を多めにすることがおすすめです。
というのも、検定試験というのは実際に問題を解きまくるのが最も点数が伸びる勉強だからです。
これは簿記検定、税理士試験、FPの全てにおいて共通していました。
まずは電車の中でも出来るアウトプット作業(スマホアプリでの問題演習)
まずはいきなりアウトプットから始めましょう。
スマホアプリで学科の○×問題を解いてみましょう。
え??いきなり問題を解けなんて言われても無理だよ!
と思うかもしれませんが、いきなりテキストを読むのも実はかなりハードルが高いです。
テキストには知らないことが沢山書かれているのです。
・意味も分からない
・イメージもわかない
そんな事がたくさん書かれているテキストを読んだところで眠くなってしまいます。
私は最初まずテキストを読んでみましたが、結構苦痛でしたよ(笑)
しかし、スマホアプリだと○×問題で気軽に出来るので解いているうちに段々用語にも慣れていきますし、ある程度意味も分かっていきます。
なので最初はまずゲーム感覚で入っていきましょう。
教習所の○×問題の感覚で
「○○だから×かな?」
みたいな感じで大丈夫です!
いきなりアウトプットなんて違和感があるかもしれませんがスポーツって多くの方はアウトプットから始めます。
例えば子供たちが遊んでいる野球やサッカーってテレビで見て「面白そう」と思って始めますよね?
そして、興味を持ったらいきなりバットを持ってお父さんにボールを投げてもらってそれを打つ、ということから始まり、それを繰り返していくうちに自分の形が出来てきて、本格的にやるとなるとそこで初めてきちんとした体の使い方などの知識のインプットをします。
これが逆にいきなり正しい体の使い方などから入ったらどうなるか?
恐らくつまらなくなって止めてしまいます。
勉強も同じで意味も分からない知識を無理やり詰め込みに行くよりはまずはやってみて、現状を知り、足りないと気が付いたところを一つ一つインプットしていく方が楽しみながら知識を吸収することが出来ます。
そして、そのアウトプットを気軽に出来る作業の一つがスマホアプリで○×問題を解くことなのです。
私は10分位の乗車時間でもサクサク解いていたので机に向かわずにいつでもどこでも出来ますよ。
間違たところはインプットで学習
○×クイズを解いて間違えたところはテキストで確認していきましょう。
といってもその日間違えたところを全部確認するのは時間的にも脳内の容量的にも厳しいので
今日はライフプランニングで間違えたところを確認
今日はリスク管理で間違えたところを確認
のように分けて復習するようにしましょう。
当り前の話ですが、試験というのは間違えた部分を間違えないようにするだけで点数が上がり、そういった部分を増やしていくことで合格につながります。
優秀な方は、この間違えたところを復習する作業が人より優れているので結果的に間違える部分が減っていき、人よりも良い点数で合格できるのです。
なので、最初は
○×を解く → 間違えたところをテキストで確認
の作業を繰り返していきましょう。
地道ですがこれの繰り返しが確実に身を結びます。
そして余裕があれば「正解しているけどなぜこれが正解か分からない」という部分も復習しましょう。
試験本番で違った出題をされた場合の対策になります。
この
○×問題→テキスト
を繰り返すと少しずつ問題に慣れていったり答えがしっかりと分かるものが増えていきます
○×に慣れてきたらいざ問題集
○×問題をある程度繰り返していると段々合格点に近づいていくと思います。
そうなったら次はいよいよ問題集の問題を解いてみましょう。
問題集の問題もやることは同じです。
解く → テキストで確認
このサイクルの繰り返しです。
学科の問題ですが、○×に慣れていたら問題なく点数は取れると思いますので時間を計って時間内に終わらせられるか?を確認しましょう。
問題集ではどちらかというと実技が課題になっていくと思います。
学科とは違った感じで最初は戸惑うかもしれませんが解答を導くために必要な知識は学科と同じですので問題をよく読みながら落ち着いて解きましょう。
一問当たりの配点が大きいので注意です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
九頭が実際に勉強した通りの方法をご紹介しました。
正直私も税務の知識は全く問題なかったものの、初めて知る部分は抵抗はありましたし慣れるまでは中々点が取れませんでした。
ただ、電車の時間を活用したいなと思いスマホで○×問題を繰り返し解くうちに段々と点数が伸びていき手ごたえを感じられるようになっていったので最初は分からなくてもアウトプットからのインプットを積み重ねていきましょう。
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