簿記検定は最後まで諦めてはならない!

税務アフィリエイターの九頭(くず)です。
簿記検定直前になると、何となく

税 金太郎税 金太郎

う~ん、今年はダメかも

九頭九頭

よし、この調子だとイケる!今回はもらった!!

というのはある程度分かってくるのではないかと思います。
今回は、もしかしたら今回ダメかも、という方に読んでいただければと思います。

「ヤバい受からないかも」初めて意識した不合格

話は九頭が高校生の頃に遡ります。
高校2年の6月に受験した日商簿記検定2級です。
クラスの中の15人ほどが受験することになっていました。
当時九頭は

九頭九頭

クラスで一番簿記が出来るのは俺でしょ!

と本気で思っているくらいのちょっと生意気な時期でした。
実際、九頭が在籍していたクラスは商業科目の中では簿記を中心に勉強するクラスで、その中でもトップクラスだったのでそう思っても問題はないレベルでしたが。

そんな九頭でしたが、日商2級の検定試験前日の状況が

九頭九頭

ヤバい、工業簿記分からん。

九頭九頭

本支店が出来ん!内部利益が絡むと当期純利益が合わねー!

といった状況でした。
これだけでもあまりよろしくない状況なのですが、試験前日、更に状況が悪化します。
試験前日、学校で工業簿記でまだ学習していないところを学習していた時のことです。
一緒に受験するクラスメイト達が

クラスメイトA

この問題、簡単だな

クラスメイトB

今日やっている箇所って簡単なものばかりだな

となっている中、九頭は

九頭九頭

ウソ??どこが簡単なんだ?さっぱり分からんぞ!

というかなりマズい状況になっていました。
一年生の時に
・全経2級・3級
・日商3級
・全商2級・3級
に合格して来ましたが、全て危なげなく余裕で合格でした。
そんな順調な簿記検定生活において初めて不合格を意識した最悪の状況となりました。

九頭九頭

このままでは明日落ちる…何とかしなければ…

そう思った九頭は自宅に帰り、何が出来るのか?を考えました。
・本支店会計が分からない、ここが出られたら詰む
・工業簿記、はっきり言って学習不足、範囲が広くて一晩でどうにか出来るか分からん
という状況で出した結論が

九頭九頭

決めた!本支店復習しよ!

でした。

税 金太郎税 金太郎

工業簿記が苦手だったんですね

九頭九頭

2年生になって初めて学習するからね。当時は2年生の6月だから初めてまだ2ヶ月くらい

税 金太郎税 金太郎

何でもっとしっかり工業簿記を学習しなかったんですか?

九頭九頭

担任の先生が「工業簿記はお前らなら40点中20点くらいは取れるよ」というちょっと楽観的(?)な考えだったからだよ(笑)

ちょっと話が脱線しましたが、前日の夜に出来ることは
本支店を完璧にすること!
と判断しました。

そして、解いて解説を読み漁っていると自分の疑問点に対する解説が丁寧に掲載されていたのです。

九頭九頭

そ、そういうことだったのか!

今まで腑に落ちなかったところが納得できた九頭は本支店に対する苦手意識が一晩で吹っ飛びました。

試験開始!途中退出…

ついに迎えた試験本番。
いざ始まって問題用紙を開いてみると

九頭九頭

あ、問3が本支店だ(笑)

と言う状況でした。
試験が始まってから頭から解き始め、問1と問2をスムーズに解いていきついに迎えた問3の本支店。

九頭九頭

来たな、昨日の復習の成果を見せてやる!

前日の夜までは全く解ける気がしない状況でした。
しかし、復習したおかげで昨日までの自分とは違う!
自信をもって解きにかかった結果








なんと、本支店会計をあっさりクリア!
前日の復習のおかげで完全に本支店会計を得意項目に変えたのです。

九頭九頭

さて、次は工業簿記だ

と工業簿記の問題を見ると

九頭九頭

うん?何だこの問題、とりあえず思ったようにやるか

と、取り掛かりました。
ちなみに当時出題されていたのは
・問4…総勘定元帳の虫食い部分に金額・勘定科目を記入する問題
・問5…CVP分析(この場合の貢献利益は()円である、といった()に数字を記入する問題)
でした。

九頭九頭

ちなみに受験時はCVPというものは全く知りませんでした

問4は総勘定元帳の穴埋めですので商業簿記の応用と少しだけ持っている工業簿記の知識で取り掛かります。
問5は適当です(笑)
日本語の意味が分かっていないので考えたって答えなんて出ません。

全てが解き終わったので1時間30分経たずに途中退出。
そのまま帰宅の途に…。
雨が降る中、学校を出て駅に向かいました。

結局諦めなかったことが大事だった

検定試験が終わって数日。
担任の先生が検定試験のことをサラッと話し始めました。

高校の先生高校の先生

この前の検定試験、3人合格してたぞ!Aと九頭とBだ

無事に合格していました。
そして、点数を聞くと
問1…16点
問2…16点
問3…20点(本支店)
問4…20点
問5… 8点
合計…80点
での合格でした。

何といっても本支店を前日に出来るようにしていたことが大きかったのだと思います。
また、先生の言う通り

高校の先生高校の先生

工業簿記は20点くらいは取れると思うぞ

と言う話もその通りでした。
思ったよりは高い点が取れてしまいましたが。

このように、前日の段階で

九頭九頭

ヤバい、落ちるかも

と言う状況でもこうやって本番でいい結果が出る可能性は十分にあります。
ハッキリ言いますと、この時の合格は運です。
前日に出来るようにした本支店が出題され、問4も商業簿記の基礎が出来ていれば点数が取れるような元帳記入。
運の良さで40点取れたので完全に運の良さでの合格です。

しかし、直前までもがいたからこそ運を味方に付けることが出来たと思います。
なので、試験前に合格の見込みのない状況でも諦めずにもがいていただきたいなと思い、過去の合格体験談をお話させていただきました。

最後までお読みいただきありがとうございました。