簿記3級の試算表・財務諸表の配点について

税務アフィリエイターの九頭(くず)です。
6月になれば日商簿記検定の3級だな、と思ってネットで色々見ていたらこのような質問を見つけました。

簿記3級についての質問です。

6月の簿記3級に向けて過去問の本を購入しました。
過去問の予想配点を見ていると、試算表や財務諸表作成の問題の合計欄には配点がありませんでした。

つまり、極端に言えば検定で表の合計欄に何も書かずにテストを終えたとしても点数には何の影響もないということですか?

説明が下手で申し訳ありませんが、どなたか教えてください‼︎
宜しくお願いします。

引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13189046453?__ysp=57C%2F6KiY77yT57SaIOmBjuWOu%2BWVjw%3D%3D

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つまり、配点箇所に関する質問ですね。

日商簿記検定か全経簿記検定かは分かりませんが、試算表と財務諸表と書かれているのでおそらく日商簿記検定3級に関する質問だと思われます。
試算表と財務諸表の問題について合計金額を空欄にしても点数には特に影響はないか?の質問です。

これに関しては、配点箇所が正しいのなら空欄にしても全く問題はありません。
実際に日商3級の採点は試験監督を務めている方々が商工会議所から渡された模範解答に書かれている採点箇所のみをチェックして採点しています。
そのため、配点箇所でないところなど見ていません。

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じゃあ、空欄にして先に進もう♪

九頭九頭

待ちなさい

問題集が配点箇所になっていないからと言って空欄にするのは止めましょう。

理由1:問題集がそうだからと言って本番もそうとは限らない

問題集の配点箇所は予想です。
なので、実際にどうかというのはまた別の問題になります。
合格するためには1点でも積み上げたいところですので、試算表・財務諸表の数字が全て埋まっているときは合計額もきちんと出しましょう。

理由2:合計額は検算のためにも使える

まず試算表ですが、
試算表の合計金額=仕訳で入力した金額の合計額仕訳をする前の試算表の合計額を合わせた金額になります。
そのため、合計額がいくらになるか?を検算することが出来るのです。

次に財務諸表ですが、財務諸表は当期純損益が配点箇所になる可能性が非常に高いです。
おして、当期純損益を出すためには当然合計額を算出する必要がありますよね。
なので、合計額を記入することは必須です。

その他にも少し頭の固い話になってしまいますが、簿記3級は簿記の基礎を学ぶためのものでもあるので、試算表や財務諸表の合計額を記入するのは当たり前、という感覚も身につけていただきたいというのも合計額を記入していただきたい理由の一つになります。

もちろん一番の目標は合格ですので、時間が無ければ空欄でも致し方ないですが、3級だと早い人は40~50分で終わらせますので出来ればそれくらいのスキルを身につけて試験に臨んでいただきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。