全国模試は終わった後が大事

税務アフィリエイターの九頭(くず)です。
ツイッターで税理士試験受験生の方のツイートを見ていると、

試験監督

TACの全国模試が終わったー!

というものが多く感じます。
2年目以降の方で、とりあえずここで理論を一回りさせようと言う方も多かったと思いますので、まずはお疲れ様でした。

また、これも情報収集をして感じたことですが
TACの全国模試って大原より難しく作る傾向にあるらしいですね。

九頭九頭

ちなみに九頭はTACの全国模試しか受験したことがないです

全国模試を受験すると結果に一喜一憂してしまうのですが、全国模試で大事なことは

現在の自分の実力がどの位置にあるのか?を知ることです。

試験本番は成績が良かった上位12%~13%程度しか合格することが出来ませんからね。
現在の自分の位置を知って
・その位置を維持するために今後も勉強するか?
・その位置から更に上がるための勉強するのか?
を確認するために作業が全国模試と言えるのです。

なので、結果が悪かった方は今後結果が良くなるための学習方法を考えればいいだけです。

税 金太郎税 金太郎

じゃあ、結果が悪いからといってへこんでいる場合ではありませんね

九頭九頭

その通り

ちなみに昔、TACに当時在籍していた某講師に

九頭九頭

あの、合格ラインって何%以内ですか?

と聞いたところ

怪物講師怪物講師

20%以内にいれば合格圏内だと思いますよ

と言われました。
なので、自分の実力が合格レベルにあるかどうかは20%以内を目安にすると良いでしょう。
といっても全国模試は一発勝負ですし、理論が仕上がっていない状態で受験されている方もいると思うので自分の現在地は以下のような感じで把握されると良いのではないでしょうか?

合格レベル(20%以内)で、自分の実力が出せたと感じた方

おそらく現時点では合格レベルにありますので、本番で実力を出せれば合格できるタイプです。
後は苦手の克服や試験本番での時間の使い方などをシミュレーションして、合格率を1%でも上げることを意識すれば問題なく合格できるレベルといえるでしょう。

合格レベルだけど、明らかに運が良かった方

実務で経験したことがある難しい項目が偶然出たので出来た、ヤマが当たって出来た、等で良い点数が取れた方は実力よりも良い点数が取れている可能性が高いので、これが自分の実力と思わずにいたほうが良いと思われます。
本試験で同じようなラッキーが起こる可能性は低いですからね。

点数が良くなかったけど、理論で解答すべき項目はしっかり分かっていた方

理論で書くべくことは分かっていた。
しかし、覚えていなかったから書けずに点数を伸ばせなかった、と言う方は
逆に言えば理論を覚えていたら上位に入れていた可能性があるということです。
その方は点数以上の実力を持っている可能性がありますので、自信を持って良いでしょう。
本試験までにはきっちり覚えられるはずですので、自信を持てるレベルです。

問題文を見て何を解答すべきか?がさっぱりだった

厳しい言い方ですが、実力不足です。
答練を出来る限り回して、時間的な余裕がない時は本番対策に
・ある程度理論や計算の範囲を絞る
・答練で数多く出題されている部分を本試験ではきっちり取れるようにする
など、本試験に合格するための対策をきっちりする必要があります。

税 金太郎税 金太郎

あまり点数が良くなかった、という方の中に普段の答練では順位が良いけど、今回は悪かったという方もいると思うのですが?

九頭九頭

厳しいけど、実力不足だと思った方が良いかな

過去に全国模試を受けた経験ですが、普段の答練では上位にいるけど、全国模試になると順位が下がる方も一定数いるように感じます。
そういった方は全国模試の実力が自分の実力と思った方が良いでしょう。
簡単な問題だと点数を稼げるけど、難しくなると点数が取れないということですので。

反対に普段の答練よりは全国模試の方が順位が高い方もいます。
例えると、普段の答練では1500人中200~300番なのに、全国模試になると2000人中40~50番になるといった感じです。
これは問題が難しくなった結果、簡単な問題だと点数が取れるけど難しい問題は解けない、と言う方がいなくなった結果で、全国模試では実際にこういった現象が起こります。

九頭九頭

全国模試を3年受験した上での経験談です

実力通りの答案が作れて、結果的に全国模試の方が順位が良く、合格レベルに入れたという方は実力がある方ですので、自信を持って良いでしょう。

これからでも力は伸びます!

九頭がTACに行く前にお世話になっていた資格予備校では6月から講義は全て答練で、そこから多くの方がメキメキ力を付けていくところを見てきました。
もちろん九頭自身もこの時期に力を付けていました。

なので、この全国模試をきっかけに今後の勉強方法や試験時間2時間の使い方を練っていけば必ず本試験では戦える状況になりますので、他の受験生よりも良い1日の過ごし方を意識していくようにすると合格へ近づくのではないか?と思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。