税理士事務所入社前に勉強するなら?

税務アフィリエイターの九頭(くず)です。
今回はヤフー知恵袋で見つけた質問に回答させていただこうと思います。

九頭九頭

質問の内容はこんな感じです

消費税法の実務の勉強について

税理士事務所勤務予定の者です。

1月入社前にできるだけ消費税法をマスターしておきたいので
実務のため消費税法の勉強を勉強しようと考えています。
お勧めの本等ありますか?
本気で勉強しようと思うので9月から開講されるTACの年内完結コースで勉強するか
又はTACや大原の実務講座を勉強しようか検討もしています。
どのように方法で実務の消費税法を勉強するのがベストでしょうか?
税理士講座をとる場合は税理士の消費税受験も視野に入れています。
簿記は2級もってます。

税理士事務所で実務につかれてる先輩方教えていただけると助かります。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14179364499?__ysp=5raI6LK756iO5rOV

税 金太郎税 金太郎

つまり、実務の勉強をどのようにすべきか?
ということですね

この質問に対する九頭の見解としては、この方の仰るように税理士講座で受験をするつもりで勉強するのが最も力の付く方法といえます。

正直な話、消費税はあまり勉強しなくても実務に慣れればある程度のことは出来るようになると思います。
というのも、今は会計ソフトも申告書の作成ソフトも発達していますので、「慣れ」だけで対応できる範囲が広いと感じるからです。

しかし、実務だけだと

消費税は「国内において事業者が事業として対価を得て行う資産の譲渡等及び外国貨物の引取り」に対して課税する

という基礎が抜けてしまう可能性があります。
基礎が無いと

・○○費は課税
・△△費は非課税

といた単調な処理しか出来なくなる可能性がありますので、イレギュラーな収益や費用が出て来た場合にきちんと対応できるか?という不安が残ります。

そして、もう一つ。
質問されている方は簿記2級を持っている、ということですのでもしかしたら税法の勉強が未経験の可能性があります。

税法がどの様なものか?
を知るためにも実際に学んでみることは大事だと思うので、そういった意味でも実際に受講してみることは大きな意味があります(本来は法人税や所得税辺りを受講してみるのが一番良い気もしますが)

しかし、中途半端に勉強していても実力が身に付くか?
は疑問ですので、やるからには合格者になるつもりで頑張っていただきたいですね。

今回の九頭の解答は以上のような形になります。
税理士事務所に入社が決まっている方、入社を目指している方のお役に立てればと思います。