税理士事務所の仕事内容って?(雑務編)

税務アフィリエイターの九頭(くず)です。
考えてみると、今まで税理士事務所でどういった仕事をしていたか?ということを全く紹介していなかったな、ということに気が付きました。

というわけで、今回は
・税理士事務所時代に経験した仕事内容
・見てきた仕事内容(自分はやってない)
をご紹介します。
税理士事務所ってどんな仕事をしてるんだろ?
ということを知ることで、就職の際の参考になればと思います。

なお、税理士事務所によって内容は異なるはずですので、あくまでも参考です。

九頭九頭

今回は雑務編です。

一般社会でもある雑務の内容

まずは税理士事務所以外の職場でも起こりうるタイプの雑務からご紹介します。

電話応対

ハイ、○○事務所でございます

Aさん、××商事のB様1番です

といった電話応対。
九頭がお世話になっていた税理士事務所では朝から電話が鳴りっぱなしの事務所でしたので、1日に100回以上は電話が鳴ってたのでは?
と思うくらいとにかくよく電話が鳴りました。

基本的には補助業務を担当されていた方々が応対をされていましたが、九頭のような下っ端も時と場合によっては電話に出ていました。
元々九頭はお店の予約などで電話をするのが苦手なタイプでしたが、この電話応対のおかげで電話に対する苦手意識が無くなりました。

九頭九頭

新社会人の方は必ず経験した方が良い雑務ですね

お客様のご案内

電話が沢山鳴り響くということは当然お客様が事務所に来ることも少なくありません。
そんなお客様を応接室へご案内、お茶をお出ししたりといった業務もあります。

九頭九頭

芸能人やスポーツ選手の確定申告を引き受けている事務所だったら有名人が来所してくるのかもしれませんね

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そして、「今日、俳優のAが事務所に来た!所得が○億円!」とつぶやいて炎上!

九頭九頭

事務所の信用に関わるから絶対にやっちゃいけないヤツだね

税理士事務所ならではの雑務

ここからが税理士事務所ならではの雑務になります。

九頭九頭

ここからの話の方が皆さんは興味ありそうですね

資料集め

これは主に相続税の申告の時に多い業務です。
相続財産と言うと何が思い浮かぶでしょうか?
相続税の計算問題などから思い出してみましょう。

税 金太郎税 金太郎

預金に不動産に株式に葬式費用などの債務に…

九頭九頭

ここからの話の方が皆さんは興味ありそうですね

相続税の申告の時には
・これらの財産の金額を確定させるための根拠となる残高証明などの資料
・相続人を確定させるための戸籍謄本などの資料
が必要になります。

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財産の金額を確定させるための資料って?

九頭九頭

残高証明・土地の登記簿謄本・固定資産評価証明など色々あるよ

これらの資料は本来は相続人の方が集めてくれることが好ましいです。
個人情報にも関わることですからね。
しかし、慣れていない方が集めようとすると大体不足が生じるのが現状です。

そのため、戸籍などは税理士の職権で取れるので、取れる部分は事務所で取ってしまうことが多いです。
そんな時に資料請求雑務を請け負うのが下っ端の雑務です。

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つまり九頭先生は戸籍取りのスペシャリスト(笑)

九頭九頭

お任せください(即答)

もちろん相続税だけでなく、所得税法や法人税法で本法交換の時に土地の時価を算出するために必要な資料を取ったりと、他の税法実務でも請け負うことがあります。

申告書提出作業

これは少なくなってきたと思うのですが、申告書を税務署に持って行く業務です。
申告書は会社の人が提出に行くか?事務所が提出するか?は両者の話し合いで決めますので、事務所が提出に行くとなると

経理担当者

今日時間あったら申告書提出してきてくれない?

九頭九頭

分っかりやしたぁ!

といった感じで申告書を提出に行くこともあります。
今はイータックスも普及してきたので数自体は減っているとは思いますが、昔は多かったです。
郵送すれば良いのでは?と思うかもしれませんが、九頭のお世話になっていた事務所は手持ちが一番確実という考えが浸透していたので、税務署が遠すぎて手持ち出来ないという場合を除いては手持ちが原則でした。

九頭九頭

夏場は行って帰って来るだけで汗でビショビショになったなぁ

終わりに

今回は雑務を中心にお伝えしました。
申告書の作成や会計の知識が必要な業務に関しては次回以降にお伝えしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。