税理士事務所の仕事内容って(相続税の申告)

税務アフィリエイターの九頭(くず)です。
今回は税理士事務所の仕事内容、相続税の申告編です。

税 金太郎税 金太郎

九頭先生は相続税の申告は経験したことあるんですか?

九頭九頭

何件かは経験させてもらったよ。後に調査が来た申告は1件ある

税 金太郎税 金太郎

あれ?相続税法の勉強ってしてましたっけ?

九頭九頭

3ヶ月位かな(笑)

相続税の申告を経験させてくれない事務所もある?

実際、相続税の申告は事務所によっては経験させてもらえないところもあるそうです。
事務所の大先生が申告業務を請け負うといった状態です。

そのため、相続税の申告を経験したい方は相続税の申告をさせてもらえる事務所への就職を考えるべきでしょう。

相続税の申告は資料集めが大事!

相続税の申告は資料集めが大事!
税理士事務所に入社して間もない頃に上司の方に言われた言葉です。
実際に言葉通り、資料集めが大事になります。

・戸籍謄本や住民票
・土地の登記簿謄本や公図、評価証明
・預金や株式の残高証明

等の書類が大事になります。
ただ、これらの業務は雑務に該当するもので特別な知識がなくても取ることが出来ます。
なので、取り方を身につけた後は後輩の方やアルバイトなどの雑務を担当している方に任せてしまった方が効率的と言えます。

九頭九頭

税理士事務所で働く以上は将来的には独立を視野に入れるつもりで業務を行った方が成長が早いので、人を使う、ということも身につけると良いでしょう。

税 金太郎税 金太郎

九頭先生もそうしてきたんですか?

九頭九頭

下っ端すぎて出来なかった(笑)

なお、相続人の方でないと取ることも出来ない書類もありますので、そういた書類は相続人の方に取っていただくか?委任状を書いていただいて事務所が取るか?も決める必要があります。

相続人と直接会って財産を確認

相続の際に欠かせないのは相続人の方と直接お会いすることです。
被相続人がどのような財産を持っていたか?を把握するためには直接相続人の方と会って話を聞いたり、参考になりそうな資料があれば見せていただくことが必要になります。

税 金太郎税 金太郎

税金を納めたくなくて税理士の前で嘘つく人っているんですか?

九頭九頭

いるらしい…

税 金太郎税 金太郎

そういう人はどうなるんですか?

九頭九頭

税務調査で痛い目に(笑)でも、このケースに関しては税理士もある意味被害者だからね

また、相続財産をどのように分けるか?なども検討していただいた方が良いでしょう。

九頭九頭

この件は財産評価が終わってからでも問題ありません

資料に基づいて財産を評価

資料が揃ってきたら資料に基づいて財産を評価していきます。
財産評価の際に大事なのは資料に基づいてどのように評価したか?を分かるように評価することです。

九頭九頭

相続税の申告書は税務署の方もじっくり見るので、財産評価の根拠も分かりやすく作る必要があります

申告期限が10カ月と余裕がありますので、特例規定がないか?なども十分に検討しながら評価していくことが多いです。

財産評価が終わったら相続人に説明

財産評価をして、相続税額がある程度固まってきたら相続人の方々に状況説明をすることが必要になります。
この場合に大事なのは税額がいくらくらいになるか?を最初に話してその後に財産評価の状況を報告することです。

税 金太郎税 金太郎

何故最初に税額説明なんですか?

九頭九頭

税金の知識がない方も多いから、説明が長くなると頭が混乱しちゃうんだよね。なので、大事な話を最初に伝える!

税額の説明が終わった後はどのように財産を分割するか?を決めることになります。
ここがすんなり進むと相続税の申告業務がすんなり進みます。
分割案が決まれば後は
・申告書を作成
・相続人の方に署名捺印をしていただく
・納付書をお渡しする
・申告書を税務署に提出する(添付書類を含む)
といった流れで申告業務は終わります。

申告業務が終われば無事解決…とはならない??

申告書を提出すれば確かに税理士としての仕事は終わりです(税務調査が後日有る場合は別ですが)
しかし、相続人の方はその後名義変更などの手続きがあります。
不動産や預金などの名義変更です。

当然何をすべきか?さっぱり分からないと言う方もいらっしゃると思いますので、税理士として
・銀行に付き添ってあげる
・司法書士の先生を紹介してあげる
といったこともしてあげると、良い税理士先生だと思ってもらえます。

九頭九頭

こういう時のために司法書士の先生と提携しておくと非常に便利ですよね

相続税の申告は出来るようにした方が良い?

ご存知の通り、今は高齢化社会ですので相続税の申告は絶対に出来るようにした方が良いでしょう。
相続税の申告の中には所得税の確定申告を担当している個人のお客様が亡くなった、というケースも含まれますので、ここで申告を断ってしまうとお客様を他の税理士先生に取られます。

九頭九頭

被相続人が不動産所得のある方だと、不動産を引き継いだ奥様の所得税の申告を他の事務所に取られる可能性がありますよね

なので、独立後に相続税の申告が出来ないのは痛手ですし、財産評価の知識は相続税以外の所でも応用可能ですので相続税の申告の出来る税理士先生と提携してでも相続税の申告が出来る業務体系を作った方が良いのではないでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。
ここで、簡単なクイズです。
気軽にお読みいただければと思います。

次の内、実在するのはどれでしょう?

① 月収100万円以上の卓球コーチ

② 0から起業して月収1000万円を達成した元・安月給のサラリーマン

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