勉強や起業で結果を出すために必要な要素について

九頭(くず)と申します。
私のブログを読んでくださっている方、公式LINEにご登録くださっている方の中には忙しく働きながらも勉強を続けられている方が多いと思います。

将来的には

・人よりも多いお給料を得る
・会社に頼らず経済的に自立

といったことを目指されている方が多いのではないかな?
と思います。

そんな方向けにこのお話は楽しんで読んでいただけるかな?
と思ったのでこの記事を書いてみました。
暇つぶしと軽い頭の体操を兼ねて聞いていただければと思います。

今回は数年前、プロ野球に関するニュースとファンの方の反応を見て思い立ったことです。
シーズン中、下位に低迷していたとあるチームがオリジナルグッズの販売を行いました。

そのお知らせに対してとあるファンの方が

男性 怒り

そんな事をしている暇があったらチームを強化しろ!!!

という辛辣な書き込みをしていたのです。

さて、ここからが軽い頭の体操です。

このファンの方の指摘は最もな指摘だと思いますか?
それともズレている指摘だと思いますか?

というのが今回のテーマです。

まず、この指摘の良し悪しを判断する前にプロ野球を経営面で見ると浮き彫りになるとある問題にフォーカスすることが大事になります。
これは野球に限らず、全てのプロスポーツに対して言えることだと思います。

経営面で見てプロスポーツにおける問題点が何か?
分かりますか?

答えは下に書きますので考えていただけると嬉しいです。

 

 

 

 

 

さて、では問題点の発表です。

問題点とは、入場料収入の最高額が決められてしまっていることです。
1試合当たりの入場料は「チケット代×座席数」で決まり、1年間の入場料は「チケット代×座席数×試合数」で決まりますのでどんなに頑張ってもマックスの数値は決まっています。

これに対して次は支出額を見てみましょう。
プロスポーツで最も高額な経費は間違いなく選手の年俸でしょう。
プロ野球だと数年安定して活躍すれば1億円以上の年俸をもらいます。

それに対して入場料の最高額は決められている。
これが人気、実力を兼ね備えているチームだと

・試合はいつも満員なのでこれ以上入場料は増えない
・チームが強くなれば年々選手の年俸は増えていく

という売り上げは増えずに経費は増えるという悪循環が行われます。

もちろん親会社などからの広告収入に頼るという手段もありますがプロスポーツの歴史では親会社によるチームの身売り、撤退に伴うチームの消滅なども過去に行われていますので親会社に頼らない独立採算制で考えていかないと悲劇を招く可能性があります。

他の手段ではテレビやネットの中継による放映権料に頼る手段もありますが、昔よりも視聴率の低迷しているプロスポーツで放映権料頼みは果たして出来るのか?という問題もありますし、放映権料があればなんとかなる!という結論にされてしまうとこの記事の意味が無くなってしまうので放映権料に頼るという選択肢は今回は除外です(笑)

さて、入場料がこれ以上上がらないのに経費は年々上がっていく…
この状況を打破するにはどうすれば良いのか?

今度はこの状況を打破するにはどうすれば良いか?を考えてみましょう。

ちなみに値上げと言う選択肢は無しです。
何故なら値上げは反発を買うからです。
そして、値上げをした後に成績不振などでチームの人気が下降したら「弱い」「高い」「行きたくない」の三拍子で空席が増えて逆に売上が下がる可能性があります。

そうなると経営が取り返しのつかないことになりますので、値上げと言う選択肢はNGです。

しかし、値上げは惜しい選択肢ではあります。
「座席数が決まっているのだから一人当たりの単価を上げる」という点では的を射てるからです。

しかし、お金を払うこと=痛みを伴う行為であるという認識も持つ必要があるのです。
現代人は「お金が無い=生活できない」という考えが常識となっているため「お金が減る=痛みを伴う」ことにつながるのです。

そのため、人が進んでお金を払う行為は

・それ以上の痛みを回避したい場合(食べないと生きていけないから食べ物を買う)
・喜びを手に入れたい場合(美味しいものを食べたい)

などがほとんどなのです。

値上げの場合は値上げ前と値上げ後で手に入るものは変わるでしょうか?
何も変わりませんね。
値上げとはただ払う金額が上がるだけで得られるものは何も変わりません。

なので、値上げは適切な選択肢とは言えません。

では、値上げせずにお客さんの単価を上げるにはどうすれば良いのか?
チケット代以外のものでお金を払いたくなる仕組みを作れば良いのです。

その一つがオリジナルグッズなのです。
値上げに関しては渋い顔をする人達も「欲しい」と思えるオリジナルグッズに関しては目を輝かせながらお金を払うのです。

しかも欲しくなければ買わないという選択肢もありますので人気の出るオリジナルグッズを作れば嫌な顔をされずにお客さん一人当たりの単価を上げられるのです。

お客さん一人当たりの単価が上がれば売上高も増え、当然利益も増え、キャッシュも増えます。
プロスポーツチームならその利益で選手たちの年俸を支払い、強化費に充てることが出来ますので結果的にチームの強化につながります。

さて、このことを理解したうえで話を元に戻しましょう。

低迷しているチームがオリジナルグッズの販売をしていることに関して

「そんな暇があったらチームを強化しろ!」

という指摘がズレているか?ズレていないか?ですが

チームを強くするにはお金が必要 → プロスポーツは客数と試合数が決まっているので入場料収入には限りがある → お金を増やすにはお客さん一人当たりの単価を増やすことが必要 → そのためにはお客さんがお金を払いたくなる仕組みを作る必要がある → オリジナルグッズは人気が出ればお客さんが好んでお金を出してくれる

ということを考えれば

「そんな暇があったらチームを強化しろ!」

ではなく

「チームを強化するために必要なこと」

なのです。
そのため、問題に出した指摘事項は全く持ってズレている指摘となります。

この解答を導くために私が活用した概念が

・KSF
・LTV

という2つの概念です。

KSFとは成功の主要因の事です。
先ほどの「お客さん一人当たりの単価」と「座席数」というのはチームの売上を増やす、という目的のためには必要な要素です。

このような成功の主要因が分かっていると
単価を上げるにはどうすれば?
お客さんの数を増やすにはどうすれば?
という課題が見えてきて解決策も見えてくるのです。

これは経営以外でも必要な概念です。

例えばダイエットのKSFは

・摂取カロリー
・消費カロリー

なので(厳密には糖質の量もあると思いますがここでは省略)摂取カロリーを減らす行動と消費カロリーを増やす行動をすればいいことが分かります。
そうなるとよく分からない健康食品などを買わなくなるのです(摂取カロリーを減らさないといけないのに食べ物を買う必要はない、ということに気が付くので)

試験勉強で言うとKSFは

・勉強の量
・勉強の質

になると思います。
実力者と同じ量、同じ質で勉強出来れば実力者と肩を並べることは難しいことではありません。

このようにKSFは勉強にしても仕事にしても必ず身に付けておきたい概念です。

 

LTVは起業を目指す方、給料以外に副業などでも収入を得たい方向けの概念です。
生涯顧客価値のことをいい、一言で言うとお客さん一人当たりがもたらす価値の合計の事です。

例えば1回5千円の美容院でお客さん一人当たりの来店回数が平均4回とすると
5千円×4回=2万円ということになり、新規のお客さんが一人増えるとそのお客さんが2万円分売り上げを増やしてくれると考えることが出来るのです。

スマホやPCなどで見かける広告もこのLTVを算出し、LTVよりも低い価格で広告を出し、新規顧客を増やしていると思われます。

なので、LTVは経営上とても大事な概念になります。

 

税理士事務所でこのKSFとLTVの2つの概念を利用するなら
顧客一人が増えればいくら売上が上がるか?が分かり、売上が思った金額になっていないのなら現在の課題をクリアするためのKSFを考え、そのKSFを克服するための施策を打つことで問題解決をすることが出来るのです。

そのため、KSFとLTVは働きながら勉強している方にはぜひとも身に付けていただきたい概念です。

その概念を学ぶことが出来るのがこちらの動画です。

こちら → KSF、LTVを学ぶならクリック

本来は有料のセミナーなのですが現在は無料で視聴出来ます。
最後に「起業センス」という起業にどの程度向いているのか?を測定することが出来ます。

起業に成功している方はある程度の数値の方が多いそうなので是非やってみてはいかがでしょう?
こちらの診断も本当は有料なのだそうですが、セミナーの主催会社が負担してくれるので無料で測定可能です。

是非セミナー視聴後に挑戦してみてくださいね。

こちら → KSF、LTVを学ぶならクリック