税務アフィリエイターの九頭(くず)です。
今回は税理士事務所の仕事内容、月次作業編です。
月次作業って何ぞや?
月次作業とは何でしょうか?
月次作業とは顧問先である会社の帳簿の中身を毎月チェックする作業と思ってもらえれば良いかな?
顧問先である会社と言いましたがここで言う顧問先の会社とは
・法人
・所得税の顧問先(弁護士・司法書士・医者などの独立開業している個人事業主)
などのことを言います。
基本的に顧問先の会社というのは、税理士事務所に対して税金の知識・ノウハウだけでなく、経理の知識・ノウハウも求めていることが多いです。
なので、
こんな支出があったんだけど、勘定科目は何?
それは○○費ですね
とか
これ、消費税の取り扱いどうすんの?
それは課税仕入れにしといてください
といったこともよく聞かれます。
もちろん会社ごとにチェックすることは異なりますが大まかな流れとしては
・1ヶ月分の元帳を出してもらう(4月に行けば2月分・5月に行けば3月分といった感じで2カ月前のものを見ることが多いです)
・元帳をチェック(主に金額の大きい費用の処理や消費税の取り扱いなどを見ることが多いです)
といった感じです。
・現金出納帳や預金の残高も一応チェック(この辺りはきちんと経理できている会社なら問題ありませんが)
金額の大きいものに関しては実際に請求書などを見せてもらって確認することが多いです
月次作業をすることによって、会社の状況を逐一チェックすることが出来ますし、間違っているところはその都度修正できますので会社だけでなく、税理士事務所側にとってもメリットのある作業です。
また、色々な顧問先と関わることで色々な業種を経験することが出来ますので、自分の経験値を上げることも出来る業務です。
月次作業は月に1回か?
「月次」というからには月に1度が一般的なのでしょうが、会社によっては月に2度、3度と訪問することもあります。
この辺りは会社と税理士事務所の担当者とのやり取りで決まることが多いのではないかと思います。
九頭先生は同じ会社に何度も行ったことがあるとか?
時々そういう会社もあったね。他の業務で忙しいときはご勘弁させていただいたけど
月次作業のメリット
月次作業のメリットは実際に会社の帳簿を見ることで経験値を積み重ねられるところですが、他にもメリットはあります。
1、一つの作業に集中できる!
基本的に税理士事務所で仕事していると色々な業務を一度に背負います。
しかし、月次作業中はその会社の事だけに集中すれば良いので案外気が楽だったりします。
自分の職場にいるよりもお客さんの会社内にいる方が気が楽というのもちょっと皮肉なものですよね(笑)
九頭先生の場合は職場の人が周囲にいないから良かったのでは(笑)
コメントは差し控えさせていただきます…
あと、作業が終わったら自宅に直帰できるところもお気に入りだったとか?
再度コメントは差し控えさせていただきます…
2、顧問先の方と仲良くなれる
他にも顧問先の方と仲良くなれますので、そこも月次作業の良いところではないでしょうか?
九頭も色々な方と仲良くさせていただきました。
ほうほう、コミュ障の九頭先生と仲良くしてくださる方がいるとは世の中捨てたものではないですね
うるせぇ!
人と仲良くなるのは楽しいですし、書類を見せてもらいたいときなどにも気兼ねなくお願いできるようになりますので、作業も円滑に進むようになります。
そういえば顧問先の経理部の女性と密会したことがあるとか?
こ、こちらの記事になります(汗)
ちなみにこの話、お互いの会社に全くバレていないと思います(笑)
税理士事務所は社内恋愛はかなり少ない職場であると言えます。 理由をあげるとこんな感じです。 ・人数が少ない(特 …
普通はバレそうな気がしますが?
まぁ、色々裏工作をしたからね(笑)少なくともこちらの事務所の人にはバレていない可能性が高い
月次作業があるのは幸せなこと!
月次作業があるというのは税理士事務所の大先生や上司から責任を与えられているということです。
特に一人で月次に向かう場合は尚更ですね。
一人で行う月次作業が何も与えられていない状態というのは事務所内で全く信頼されていない可能性もありますので、そういう意味では月次作業が与えられているというのは税理士事務所で働く上では幸せなことです。
これから税理士事務所で実務を経験される方というのはまずは一人で行う月次作業を与えられることを目的にすると良いと思いますよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。