税務アフィリエイターの九頭(くず)です。
今回は税理士事務所への就職・転職を考えている方向けのコンテンツで
税理士事務所の繁忙期と閑散期について御紹介したいと思います。
なお、こちらの記事は九頭の体験談で、絶対的なものではないということはご理解いただければと思います。
税理士事務所の繁忙期と閑散期について
ザックリ言いますと
繁忙期…10月~5月
閑散期…6月~9月
となっています。
ちなみに閑散期でも忙しい人はいます。
この辺りに関しては別の機会にお話しします。
次からは詳しくご紹介したいと思います
繁忙期
10月・11月
10月くらいになると税理士事務所は忙しくなり始めます。
というのも、3月決算の中間決算が行われたり、9月決算(11月申告)の会社も多く入っているからです。
9月決算の会社ってのもあるんですね
法人税法の試験だと3月決算の会社しか出ないけど大きな税理士事務所は毎月どこかの会社の決算があるからね
九頭先生は毎月決算があったんですか?
毎月ではないかな。でもほとんどの月は決算があったね
12月・1月
この辺りの時期は年末調整業務が多く舞い込んできます。
顧問先の会社の年末調整が舞い込むのです。
年末調整・法定調書の作成・法定調書合計表の作成・給与支払報告書の作成と提出・償却資産の申告
といった業務があります。
九頭先生は大きな会社にこれでお呼び出しされてたとか?
そうだね。従業員200人くらいの会社に行ってこれらの書類を作ったこともあるよ
2月・3月(最大級の忙しさ!!)
さて、この2月と3月が税理士事務所で最大の忙しさが待っています!
12月決算の申告(早い会社だと1月中に行います)と、個人の所得税・消費税の確定申告・贈与税の確定申告が待っています。
この時期になると毎年
今年もこの時期がやってきたか…
と覚悟しないといけないくらい忙しくなります。
特に忙しいのは3月に入ってから15日の確定申告期限までの時期です。
この時期は税理士試験の勉強をしていても資格予備校には通えませんし、勉強出来ません。
朝9時に出社して夜の11時前に事務所を出るような生活です。
でも、土曜日には行けますよね?
何とかいけるかな。でもあまりにも忙しいと休日出勤覚悟だからいけない時もある
ちなみに九頭は退職した年はあまりにも忙しすぎて2月の終わりから確定申告が終わるまで3週間ほど休みなしで働いていました。
土日も出てたんですか?
そうでもしないと終わらないからね。それでも最後は人に手伝ってもらって何とか終わった
もちろん忙しさは税理士事務所によって異なりますが、税理士事務所でお仕事をする方はこの時期の忙しさを覚悟したうえで仕事しなければなりません。
ちなみに確定申告が終わった後は少し落ち着きます。
4月・5月(2番目の繁忙期)
次は2月・3月に次ぐ繁忙期が4月と5月です。
つまり年が明けてから5月までは凄く忙しいということですか?
そういうことになる。アフィリエイトを副業でしていた頃も2月~5月くらいまではほとんど作業できずに歯がゆかった
あれ?でも試験勉強はこの時期でも出来てましたよね
受かる前と受かった後では任される仕事の量が違うからね
この時期は3月決算があるため忙しいです。
日本は最も多いのが3月決算の会社ですので、この時期の決算会社の多さは群を抜いています。
しかもGWもあるので出社日数も少ないのでそれも拍車がかかります。
本来連休はありがたいものなんですけどね…
ここまでは繁忙期の話になります。
閑散期
6月に入ると3月決算の申告を延長している会社の申告書作成業務は残っていますが、決算の数値は基本的に固まっていますので業務的な負担はかなり軽くなります。
なので、税理士試験の受験をされる方はここからがスパートの時期になります。
九頭もこの時期は5時半には
よし!答練受けに行くぞ!!
という感じで事務所を出ていました。
む、無駄に暑苦しくてウザい…
だから受かるんです!それだけ本気だったからね
また、他の会社と同じように7月、8月辺りになると夏休みを取れるようになります。
夏休みは基本的には事務所によって休みの形式は異なるでしょう。
ちなみに九頭の事務所はこの時期には有給休暇の他に
・夏休み
・試験休み
というものがありましたので、これらを使いながら時には平日に休みを取って試験勉強したり、試験一週間前から試験当日(場合によっては翌日)まで休みを取ってました。
最後に
以上が税理士事務所の一般的な繁忙期と閑散期だと思っていただければと思います。
・年末調整(法定調書の作成なども含む)
・個人の確定申告
・3月決算
が繁忙期の主な主要因だと思いますので、それを理解したうえで税理士事務所に就職するようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。