税理士試験直前期に一気に点数を伸ばすためには?

税務アフィリエイターの九頭(くず)です。
世間では税理士試験の日程も発表され、
「令和最初の試験で税理士試験に合格するのは俺だ!」
と意気込んでいる方もいるのではないでしょうか?

資格予備校を二か所行った経験で言いますと、試験前の直前期と言われる時期が最も点数が伸びる時期かな?と思います。
自分自身でもそれは実感していますし、他の受験生を見ていてもそれは強く感じます。

そこで今回は直前期からテストを伸ばすための取り組み方をご紹介します!

問題!この図なーんだ?

そこで、突然ですがとある図を用意しました。

せっかくなのでちょっと考えてみてください。

 

 

税 金太郎税 金太郎

試験前に点数が一気にグーンと伸びている、という感じですね

九頭九頭

実はこれ、初学で合格する人によく見られる特徴です。

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初学で受かった科目が簿記論しかない九頭先生がこんなことを言うなんて・・・

九頭九頭

特に、最年少合格などをする方には顕著に見られる特徴ですね

九頭は最初に通っていた資格予備校で1歳下の学年と2歳下の学年に最年少合格者がおり、他にも3回以内に税理士試験に合格する方を何人も見ています。

九頭九頭

一番すごかったのは最初の受験で4つ合格した人もいました

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それに比べて九頭先生は・・・

資格予備校のカリキュラムにもよりますが、初学で合格する方の多くはこのように直前期に一気に点数を伸ばして、最終的に合格をかっさらっていきます。
なので、九頭の最初に通っていた資格予備校では3回以内に合格するような方は

九頭九頭

え?あの人受かったの??

というくらい答練で特別優れた点数を取っていたわけでもない方もいました。
もちろん最年少で受かるくらいですから多少の運はあったかもしれませんが実力もあったはずです。

そのため、初学者は答練の順位・点数にナーバスにならない方が良いです。
きっちりやるべきことをやれば、試験時には図のように十分な実力が身に付いていますから

これさえ分かれば試験直前に点数を伸ばすことも可能?

なぜ彼らは試験直前に一気に点数を伸ばせたのか?
それさえ分かれば応用することで点数が伸ばせるはずです!
そして、九頭もそれが分かったからこそ模擬試験でこういった点数を残して合格することが出来ました。

では、どうすれば一気に点数を伸ばせるのか?
非常に簡単で
・分からないところ・間違えたところは人に教えられるレベルにまで高める
・理論の趣旨を理解する
この2つが出来るようになれば一度間違えたところを間違えなくなります。
そうするうちに勝手に点数が上がっていきます。
九頭も勉強する時の心構えで大事にしているのは

九頭九頭

この部分、どう説明すれば聞く人が納得してくれるかな?

という姿勢です。
理解できていないことは教えられませんので、頭の中で人に説明している姿を浮かべています。

最年少で合格するレベルの方を見ていると
①講義で学んだことを他の受験生よりも高いレベルで理解する
②答練で間違えて復習して、更に高いレベルになり、しかも効率の良い解き方を身につける
③①と②の結果、初学者でありながら本試験時にはトップレベルの実力を身につけている
といたステップでレベルアップします。

九頭の知っている2回で5科目合格した方(最年少の方を含む)の多くは2年目の科目を受験勉強を見ていると答練で最初から最後まで無敵です。
それは1年目に上の図のようにトップ集団の仲間入りをしたけど惜しくも不合格だった、という状態だからです。

なので、いつも答練で良い点数は取れるのだけど合格できないという方は
・間違えたところが人に説明できる状態にまで理解を高められているか?
・ランクの高い理論の趣旨を自分の言葉で説明できるか?
を確認した方が良いでしょう。

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他に直前期に点数を伸ばせる人の特徴ってありますか?

九頭九頭

あるよ!改正された法律や新しく入ってきた論点に対応できる人だよ

某大手資格予備校に通っているときに分かったのですが、中々合格できない方は新しい法律や新しい論点の対応が非常に遅いです。
反対に最年少合格できるようなレベルの方は早く理解をし、よっぽど苦手な論点でもない限り二度は間違えません。

実際の例で言うと、九頭が法人税法に合格した年に新たに加わった理論があり、その部分が初めて答練の理論に出てきたときの事です。

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その時の答練の順位はどんなものでしたか

九頭九頭

500人くらい受けてたのに7番くらいだった。明らかにきちんと復習していない人が多い結果だったね。いつもよりもはるかに良い順位だった

つまり、新しい法律の対応・復習がきちんと出来ていない人が多い証拠です。
他にも法人税法で九頭の合格した前年から過年度訴求会計という概念が出て、多くの方は苦手にしていた印象がありましたが、九頭は出題された答練ではその部分は常に満点です。

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復習したからですか

九頭九頭

講義が終わった後に帰らないでテキストとガラケーで疑問点をつぶしながら復習して人に説明できるレベルまで理解を高めたからだね

税 金太郎税 金太郎

九頭先生が特別出来るという自慢ではないですよね?・・・

九頭九頭

講義の時には「さっぱり分からん」だったよ。厳しいことを言うけど、「今日中に理解する」という姿勢の無い人が多過ぎるかな。それじゃあ上位10%には入れないよ。

税理士試験は他の受験生との勝負ということを忘れてはいけません。
ちなみに、人に説明できるようになると長期記憶になるので中々忘れなくなりますし、応用力も付くので多少出題のされ方が変わっても問題なく解けるようになります。

九頭九頭

長期記憶=しっかりその論点の基礎的な考え方・理解が身に付いているということです

昔は理論をひたすら覚えて計算問題を繰り返し解きまくり計算パターンを身につける、といった方法で合格できたようですが、今ではそれで合格できるのはよほど優秀な方か運の良い方だけなのかな?と感じています。

最近は基礎的な考え方・理解力を身につけた方が合格者の中でもトップクラスの実力を身につけているイメージです。

実際に平成30年の法人税・所得税の出題のポイントを見ても(下はポイントの一部です。)

全部見たい方はこちら → 法人税法出題のポイント

全部見たい方はこちら → 所得税法出題のポイント

正しく理解されているか?
基本的な事項の理解を問うもの

といった基礎が出来ているか?理解しているか?を問うための出題がされていますので、基礎的な理解力の大切さが大事であることが分かると思います。

しかし、時代を考えればそういった方が合格した方が良いのかな?とも感じています。
昔は理論をひたすら覚えて計算問題を繰り返し解きまくり計算パターンを身につけるパターンの合格者の特徴は
・沢山理論を覚えている
・速く正確に計算できる
・多くの知識が詰め込まれている
と言ったところでしょうが、ネットの普及している今では多くの知識はネットで収集できますし、速く正確な計算とやらはコンピューターには勝てませんよね。

それよりは法律の理解力に長けた、知識だけでなく知恵もある正確な判断を下せる方が税理士になるべきではないか?と思っています。
なので、合格を目指す方もそういう税理士になることを心がけて勉強した方が結果的に合格に近づくのではないか?と思います。

まとめ

直前期で点数を一気に伸ばすためには
・間違えたところ、新しい論点を人に説明できるレベルにまで高める
・理論の趣旨を理解してその法律が何故出来たか?を理解する
・大事なのは理解することによって応用力を高め、判断力のある税理士になることを意識して勉強すること
になります。

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九頭先生、先ほど初学者の点数の伸ばし方を見せてくれましたが2年目以降の方は

九頭九頭

2年目以降の方は常に良い点数を取り続けることを意識しましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。
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