税務アフィリエイターの九頭です。
今回のテーマは、「働きながら税理士試験は受かるのか?」です。
結論から言いますと、働きながらの税理士試験合格は十分可能です。
九頭は約10年間税理士事務所にお世話になりましたが、その間に自分を含めて5人の5科目合格者が職場に誕生しました。
入社時には受験していた人数は12人程度だったと思います。
つまり、12人中5人が合格したってことですね。九頭先生、これって凄いんですか?
5科目合格者は毎年2%程度、つまり50人に1人の割合だからね。そう考えると凄いことだよね
結論だけではあまりにも話が大雑把すぎるのでもう少し掘り下げていきましょう。
税理士試験の受験者はほとんどが社会人?
税理士試験の受験者の内訳を見てみましょう。
税理士試験って学生の受験者が多そう・・・
これが昨年(平成30年)の受験者の年齢別の内訳だよ
41歳以上・・・11,309人
36~40歳・・・ 5,268人
31~35歳・・・ 5,716人
26~30歳・・・ 4,900人
25歳以下・・・ 3,657人
合計 ・・・30,850人
受験者の半分以上は36歳以上??
そう、実は受験者のほとんどは社会人の方なんだ
このように税理士試験は多くの社会人の方が受験する試験になっています。
ちなみに、5科目合格者・科目合格者の年齢内訳は以下のようになっています。
41歳以上・・・1,129人
36~40歳・・・ 754人
31~35歳・・・ 962人
26~30歳・・・ 885人
25歳以下・・・ 986人
合計 ・・・4,716人
一般的に考えれば25歳以下の一部はお仕事をされている方でで、26歳以上の方はほとんどがお仕事をされている方と推測されます。
なので、
税理士試験は働きながら合格できるか?というよりは働きながら合格している方の方が多い試験と言えます。
働きながらの勉強ってどんな感じ?
働きながら勉強かぁ。受験生はどんな風に勉強してるんだろ?
合格している人の多くは資格学校に通ったり、通信制で受講している人がほとんどだと思うよ。あと一歩、というレベルの人の中には試験の2~3ヶ月前に独学で追い込む人もいるみたいだけどね
ちなみに九頭先生はどんな感じで?
九頭の場合は毎年1月から週に2~3回のペースで通ってたよ。平日の夜か土日に受講するといった感じだね。
と言った感じで昼間は仕事、夜は学校という日が週に1~2回ありました。
もちろん、授業で学んだ論点を復習する時間も大事になってきますので、毎日1時間でも良いので机に向かうことが大事になってきます。
働きながら合格するためには?
兄貴が「仕事で疲れてるから勉強なんて無理!」って言ってましたけど
大事なのは本人の強い気持ちと後は環境を作る努力かな?
確かに仕事しながらの勉強って疲れてやる気が出ない、ということもあるので思った以上に大変です。
なので、合格のための環境づくりが大事になってきます。
合格のための環境作りに必要なものは簡単に挙げてみると以下のものがあります。
・試験勉強を後押ししてくれる職場か?
・毎日1~2時間程度勉強する時間を作れるか?
・自宅で集中できない時は自宅以外に勉強する場所を作ってるか?
などが挙げられます。
試験勉強を後押ししてくれる職場って税理士事務所で後押ししてくれないところってあるんですか?
そういうところに出会ったことはないけど、「無い」とは言えないんだよね。合格したら独立されるリスクもあるし、給料上げないと不満に思われるかもしれないし
なので、税理士事務所に就職する時には試験休暇などが与えられるか?は必ずチェックした方が良いでしょう。
試験当日や試験前にまとまった休みを取らせてもらえるというのは、試験を応援しているという意味ですからね。
まとめ
・税理士試験の受験者・合格者のほとんどはお仕事をされている社会人
・働きながら平日の夜や休日に学校に通ったり通信講座を受講している方が多い
・試験勉強をしやすい職場選びや学習に適した環境を作る努力も必要
こんな感じでお仕事をしながら頑張って合格を勝ち取っている人が多いのが税理士試験ってことだね。金太郎君、分かってくれたかな?
分かりました!僕が思ったのは25歳以下の方々の合格率が他の年代よりも高いので、時間のある学生のうちに1科目でも合格した方が良いってことですね?
そうだね、出来れば学生のうちに5科目合格してしまうのが理想だけどね
なるほど、ちなみに税理士になれたら女性にモテますか??
そ、その辺りの話はまた今度しようか・・・