九頭(くず)と申します。
私は過去にFP2級を独学で勉強し、合格しています。
点数はこんな感じ
学科で不動産で4点落しているのはかなりいただけない…
タックスプランニングと相続・事業承継で点数を落としていたら恥ずかしくて見せられませんでしたが(笑)
一応これでも税理士試験合格者なので税務関係で間違えるわけにはいかないのです…
勉強期間は繁忙期である確定申告が終わった3月中旬。
検定試験が5月24日でしたので2ヶ月と少しの勉強期間でした。
ただ、4月の後半から税理士事務所の第2の繁忙期ともいえる3月決算もたくさん入っていたり、税理士試験を受験する知り合いの方々にGW中に税理士試験勉強法セミナーを開催し、資料つくりなどにも追われていたので思いのほか勉強時間が取れなかったのですが無事に合格できたので一安心でした。
言い訳ばかりですね(笑)
うるさい!
言い訳くらいさせなさい(-_-;)
さて、こちらではそんな私のFP2級独学勉強法をお伝え…
するだけでは面白くないので
・私が実際にしていた勉強法
・こうすれば良かった…という反省点を踏まえた本来した方が良かったなと思った勉強方法
をお伝えします。
つまり、「実際の勉強方法」と「こうやって勉強した方が良いと思うよ」という2本立ての内容になっています
まずは教材を揃えましょう!
独学で勉強するにしても当然ながら教材は必要です。
確定申告が終わり、打ち上げが夜の8時ごろに終わったのでその足で私は本屋に行き教材を揃えました。
テキスト(参考書)
まずはテキストです。
FP2級の合格率は30%~40%ですのでテキストはそんなに神経質になる必要はありません。
読みやすくて範囲が網羅されていれば十分です。
ただ、きちんと最新版を購入するようにしましょう。
中古で数年前のものを買って法律の改正などに追いついていなかったらいけないのでこのような最新版を手に取るようにしましょう。
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問題集(過去問)
次は問題集です。
これは過去問題集でもオリジナルの問題集でも構いませんがなるべく過去問題集にしましょう。
やはり本番の問題に慣れておくのは大事なことですので
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こちらは過去6回分の過去問が掲載されているので6回分解いてどれも余裕で合格点を取れていれば本番は問題ありません。
こちらは学科試験の問題ですので実技試験の問題も用意しておきましょう。
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テキストと過去問題集が揃えば教材としては十分です。
さて、次は勉強方法の方に行きましょう。
私が実際に行っていた勉強方法
まずは私が実際に行っていた勉強方法です。
最初に言っておきますが、勉強期間の約2ヶ月の内1ヶ月以上は反省点ばかりの勉強でした。
なので、これから紹介するお話は半分だけ参考にしてください。
3月中旬~4月末まで テキストの読み込みとアウトプット
この時期の勉強…
かなり内容の薄い無意味な勉強でした
FP2級の勉強について反省点を上げるなら間違いなくこの時期の勉強です。
この時期はテキストを頭から読んでいき、学んだことをPCでメモしてまとめていくという勉強をしていました。
つまり、テキストを読んだことを実際に手を動かしてアウトプットすることで脳に定着させようとしていたのです。
一見間違っていないと思ったのですが、正直テキストの内容をあまり理解できていなかったようで無意味でした。
そのことを知るのが試験本番3週間前です。
5月 問題演習を始める
5月のGW、試験本番まで3週間を切ったあたりからついに問題演習を始めました。
当然この時期に余裕で合格点を取れているのが好ましいです。
学科の問題を解いてみた結果…
ギリギリ合格点でした(笑)
ギリギリ合格点ということは本番やらかすリスクがあるということです…
本番まで3週間を切ったタイミングでこれはマズい…
と思い、ここから火が点き始めました。
ここからの勉強方法は
問題演習をして、「間違えたところ」と「正解したけどよく分かっていないところ」を解答とテキストを見ながら何故これが間違いなのか?なぜこれが正解なのか?を一問ずつ確認していくという作業をしました。
選択肢4つを見て
「なぜこれが正解か?」
「なぜこれが不正解か?」
を一つずつ確認していく感じです
問題を解く時間よりも解き終わってからの復習時間の方がはるかに時間がかかりました。
問題集にある問題すべてでこれを行い、しかも可能な限り解き直しをしました。
しかし、この作業で問題集を何周もしたおかげで安定して合格点を取れるレベルまで引き上げることが出来ました。
結局試験本番3週間前の問題演習が合格のカギとなりました。
出来ればもっと前からこれをやれば良かったです。
というのも試験本番は4択問題で
この2つのどちらかが正解だな
…こっちかな?
といった感じで4択問題で選択肢4つのうち2つは不正解と言うのは直ぐに分かったけど残った2つの内どちらが正解か?は少し曖昧といった解答が本番で多かったので完璧に仕上がった状態で本番を迎えられなかったからです。
ここは大いに反省です。
FP2級の独学勉強 実際に行った勉強のまとめ
1、3月中旬~4月…テキストの読み込みと読み込んだ内容を書き込んでアウトプット
2、5月~本番…問題演習と間違えた内容の確認
と言う勉強でした。
結果的に合格点へ引き上げてくれたのは5月以降に行った2の問題演習と間違えた内容の確認でしたので1の時間は本当に無意味なことをしてしまったと反省…
というのが私の実践記でした。
では、次はどの様に勉強すれば良かったか?
についてです
どのように勉強すればよかったか?
結果的に合格できたものの課題の残る勉強の仕方でした。
おかげで勉強するということがどういうことか?を考え直すきっかけにはなりましたが。
今、独学でFP2級の勉強するならどうやって勉強する?
と聞かれたらこのようにします。
当然テキストと問題集は必須ですよ
1、まずは3級の問題から
FPの3級の2級の両方を合格した経験からですが
・FP3級…試験範囲をかなり浅く出題
・FP2級…3級と同じ範囲をより深く
といったイメージです。
なので、試験範囲に関してはそんなに差は無く3級では〇か×で答えられれば良かったことが2級だと「○○という理由で答えは1番」と言った感じでより明確な解答が求められるようになります。
なので、まずはリハビリ感覚で3級の問題を解いてみると良いのではないかと思います。
この場合にただ解くだけではなく、2級の事を見越して○×問題でも「〇になる理由」「×になる理由」を考えながらやっていくと良いでしょう。
基本的にテキストは間違えたところの確認や何か復習したいところが出て来た場合のみ使用します。
2、ある程度3級の問題に慣れて来たら2級の問題へ
3級の問題に慣れてきたら実際に私がやったような2級の問題演習です。
解く → 間違えたところと正解したけどよく分からなかったところの復習
の繰り返しで合格点を目指していきます。
詳しくは上の「5月 問題演習を始める」の部分を参照してください。
まとめ
分かっていただけたかと思いますが、つまり問題演習が中心の勉強ということです。
FPの3級と2級を勉強する上ではそれが最も効果的でした。
なぜ問題演習中心が良かったか?
問題演習が中心の勉強が何故良かったか?
問題演習が中心の勉強をすると
・自分の現在取れる点数を知れる
・合格までの距離を知れる
・分からないところが明確になって学習意欲の向上につながる
といった利点があります。
いきなりテキストを読み込んでもよく分からないことばかりが書かれているので正直理解の向上や知識の増大につながりにくかったのです。
もちろん、テキストの内容が分かる方はどんどんテキストを読み進めて良いと思います
ただ、テキストの内容が分からない、といった状態の時は
自分はこの問題が分かっていない
これが分かるようにならないと合格できないからやらなければ!
と、自分の課題を明確に分かった方が学習意欲の向上につながります。
ちなみにこのお話は私のこちらの教材で「大目標」「中目標」「小目標」という概念でお伝えしています。
こちら → 楽に物事を継続させる秘訣
なので
・学習は問題演習を中心に行う
・2級の勉強の際にはまずは3級の問題を解き、徐々に2級の問題にシフトしていく
といった勉強をすればもっと早く合格レベルまで行けただろうというのが私の反省点になります。
FP2級を勉強されている方の参考になればと思います。